2014年4月11日金曜日

ヘレボルスの遺伝学

実家に有る推定15年以上になるヘレボルスは30cmの鉢にワサワサ生えている。葉切りもしたことがない。下の写真のように丸弁、ピンク、スポット、ネクタリーは緑。よく流通しているオリエンタリス系の1つじゃないかと思う。30cmの大株で10年以上育てることが出来た理由は、セルフで交配したものが、こぼれ種で育ち、そして、花を咲かせているからで、言わば勝手に世代交代して安定的な状況を作っているからである。

この花の直径30cm鉢が、3つ有る。

こんなことが分かったのは、突如として、下記のような白いヘレボルスが出てきたからである。


ピンクとほどんど変わりないが、色が白い。

他は同じだが、萼の色が白い。ピンクの色素の合成過程での遺伝子の突然変異か、繰り返しセルフで交配することで、表現型として現れにくい、白色という、劣勢形質が出てきたのであろうと推察している。

当たり前のことだが、ピンクが優性、白が劣性なんだろうなと思う。

実は、ピンクの花の2−3の雌しべに、去年から今年にかけて買ったメリクロン苗の花粉をペタペタ付けておいた。そして、種が出来つつある。メリクロン苗の歴史が少し分かるかもしれないと遺伝学好きとしては、興味津々である。しかしながら、まだまだ、先は長い。

形質の名前の付けた方はここを参考にした。





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