中でも、イタドリ、スイバ、ギシギシは嫌われ者。経験があるが、とにかく根が深く駆除がしにくい。彼の国では、社会問題化するぐらい忌むべき植物として扱われている。春の山菜として食されることもあるようだが、酸っぱくえぐみもありさほど美味しいものでもない。それはシュウ酸のせいだ。
シュウ酸は弱酸に分類され、水溶液中でカルボキシ基が電離して、2価の酸として働くことが知られている。余談だが、昔々、化学実験で、還元剤としてシュウ酸に酸化剤の過マンガン酸カリウムを滴定して、ある一定量加えると赤色が消える実験をしたことをいろいろ調べていて思い出した。
シュウ酸が多く含まれるイタドリ、スイバ、ギシギシに代表される蓼科の植物を刈り取って、ブルーベリーのかぶもとにおいておけば、ブルーベリー生育にいいのではと思った次第。
シュウ酸の問題点もある。山形大学の宮城 敦子准教授のグループでは、お米の中でシュウ酸できる仕組みを明らかにし、いかにシュウ酸を減らす努力をして、より美味しいお米を作ることにつなげる研究をされているそうだ。よって、シュウ酸与え続ければ、もしかするとブルーベリーの味に影響が出るのかもしれない。
味が悪ければ、やめればいいし、紫陽花の青色化の助けになればいいんじゃないだろうかとふと思った。
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